【三鷹】オスグッドの本当の原因5つ!『成長痛だから仕方ない』なんて言わせない。
「オスグッドは成長痛だから、成長期が終わるまで付き合うしかない。」
こんなことを言われたことはありませんか?でも成長期でも痛みの出てない子もいっぱいいますよね?
成長期にオスグッドの痛みが出る子には共通することがあります。それこそが本当の原因です。その本当の原因を対処することでオスグッドの痛みをでなくすることも可能です。
でも大事なのは原因が1つということは決してありません。このブログではオスグッドのときに考えられる本当の原因を5つご紹介します。
当てはまるものがあれば、それがあなたのオスグッドの痛みの原因かもしれません。
では、詳細行きます!
オスグッドとは?
オスグッド・シュラッター病(オスグッド・シュラッターびょう、英: Osgood-Schlatter disease、独: Osgood-Schlatter-Krankheit)は、サッカーやバスケットボールなどのスポーツをする中学生や高校生に多く見られる、膝の脛骨が出っ張って痛むという骨軟骨炎[1]である。オスグッド・シュラッター症候群(オスグッド・シュラッターしょうこうぐん)ともいう。
引用:Wikipediaより
正式名称は、オスグッドシュラッター病といいます。これを省略してオスグッドと呼ぶ人が多いです。(以降、オスグッドと省略します。)
小学校高学年~中学生の男子に多いです。ぼくの経験では、サッカー、バスケットボール、バレーボールなどの競技に多く、野球ではあまり見たことがありません。
オスグッドは下図のように大腿四頭筋という筋肉が骨を引っ張る力が加わることにより、炎症が起きて痛みが生じます。ひどくなると、右の図のように骨がはがれて『ハクリ骨折』になってしまいます。
脛骨粗面は、お皿の少し下のでっぱりです。
オスグッドの"間違った"原因とは?
『大腿四頭筋という筋肉が骨を引っ張り炎症が起きる』と先ほど書きました。この大腿四頭筋という筋肉が原因だ!この筋肉をストレッチしろ!とよく言う先生がいます。
でも、炎症が起きているところをストレッチなんて痛くて出来ません。ストレッチの効果なんてせいぜい1~2時間です。それに以前書いたようにストレッチはすればするほど、硬くなることもあります。
この間違った原因と対処法を訴える人が多いからいつまで経っても痛いんです。
オスグッドの本当の原因5つ
1. 太もものウラの筋肉が硬い
これは本当に多いです。ぼくが今まで担当した患者さんでオスグッドの子は、必ずと言っていいほど太もものウラが硬かったです。
太もものウラは膝を曲げる筋肉です。この筋肉が縮むと膝が曲がります。硬いということは、少し乱暴に言うと膝を曲げたまま運動をしているということです。
空気イスをしながら、運動をし続けているようなものですね。これでは、負荷がめちゃくちゃ大きいです。
太もものウラの筋肉を伸ばしましょう。水をしっかり飲むとなおよいです。
2. たんぱく質をとってない
骨の成長を助けるのも、筋肉の成長を助けるのも、壊れた筋肉や組織を修復するのも、たんぱく質が必要です。お肉を食べてない子が多いです。
お肉食べてます!という子も多いですが、それよりも多く白いご飯やパンなどの炭水化物をたくさん食べていたら、たんぱく質の割合は低いです。
白いご飯、パン、お菓子よりもお肉を食べましょう!
3. バランス感覚がない
バランス感覚がないと、走りながら常にバランスを崩しています。バランスを崩すたびに関節や筋肉に負担がかかります。
成長期は、体の成長に対してバランス感覚や神経・固有受容器といった部分の成長が追い付かなくなります。自分が思った通りに体が動かなくてスポーツが嫌になる子もいるくらいです。
バランス感覚を鍛えましょう。当院では、バランス感覚を鍛える指導も行います。
4. 姿勢が悪い
猫背の姿勢を考えましょう。猫背になったままでは、視線が下を向いてしまいますよね。けど視線を下に向けたままでは、スポーツどころか歩くことができません。
ではどうするか。
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膝を曲げたら前を向けるんです。この状態では、膝にめちゃくちゃ負担がかかりますね。
かなり極端な写真ですが、膝の痛みの原因が姿勢や猫背のこともあります。この場合、姿勢を改善しなければどれだけ膝を施術しても、よくなりません。
姿勢を良くしましょう!
5. 練習量が多すぎる
そもそも練習量が多すぎるということがあります。例えば、チーム全体が30人で3~5人同じケガのときは、練習を疑うことも必要です。
オスグッドの初期であれば運動しながらでも良くなるかもしれませんが、日常生活でも痛みが出るくらいひどくなるとまずは休むしかありません。
練習量を見直しましょう。ひどいときは、休みましょう。
まとめ
「オスグッドは成長痛だから、成長期が終わるまで付き合うしかない。」
これは本当でしょうか?少なくともこのブログに上げた5つの原因に当てはまるようであれば、まだまだ改善の余地はあります。
膝が痛いときに膝だけを見ていてはだめです。全身やその人の生活習慣なども考慮して施術や指導を行う必要があると考えています。
ぜひ、オスグッドでお悩みの際はライフ整骨院へお越しください!
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